実況!マンションの大規模修繕密着24時!?
マンションの価値を守るのが大規模修繕という中長期に渡って行われる大規模修繕です。
今、私の自宅マンションが丁度大規模修繕中という事で、
一体どんな事を実際に行うのか、シリーズ化してご紹介して行きたいと思います。
ちなみに2000年竣工のマンションですので、
今回の大規模修繕は大体築10年~15年の間に行うべき修繕になります。
まずは、マンション全周に渡って足場が組まれます。
足場を組んでいる最中は、職人さんと目が合って、
お互いに気まずい空気が流れたりしますので、カーテンを閉める事が多くなります。
足場か組まれると、何処とも無くあの音が聞こえて来ます。
「カチ、カチ、カチ、キンッ、カチカチカチ、キンッ・・・・」
一日中、響いて来ます。
何の音かと言うとタイルが浮いている所をチェックしている音です。
打診棒という名のただの金属製の棒でタイルを一枚一枚叩いていくのです。
職人さんのお仕事中を邪魔するわけには行きませんので、写真はMy打診棒。
私が使っているのは、こすりながらコロコロ転がして音で判断するものです。
叩くものと転がすものとがあります。
しっかりとタイルと下地がくっついている場合は、
低めで鈍いカチッと言う音がします。
タイルが浮いてしまっている場合は、
甲高いキンッというような金属音に近い音がします。
下地とタイルに隙間がある為、鉄琴のように響くのです。
そのような所にはテープを貼って印を付けて行きます。
印されている所を全体的に見ると共通したものが見えて来ます。
コーナー部分、ドア等の開口部の角等に集中して来ます。
前にもブログで配信した事がありましたが、タイルがはがれやすい所というのが、
構造的に一番踏ん張っている所でもあります。
家の中にいると一日中この打診音が響いて来るので、少々神経に触るのですが、
外壁のタイル一枚一枚を叩きながら確認して行くのですから、職人さんは大変です。
そんな苦労も解って頂き、我慢して下さい。
新築の完工チェックでも例えば玄関のタイル等を叩いてみると
浮いてしまっていないかが判断出来ます。
ホームセンターで打診棒は売ってますし、別に打診棒で無くても金属の棒があれば
ある程度判断出来ます。
家の中のタイルを叩いて浮いていないか確かめてみましょう。
人に見られると間違い無く怪しい人に思われるますので注意して下さいね。
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