ちまたでも良く議論されますし、私も良く質問をされる「不動産の買い時」。
「いつ買うの?」「今でしょ!」
、、、誰もがそんなノリで買えれば、誰も悩みません。
消費増税前に。
アベノミクスで不動産上昇してしまう前に。
大きな買物をする訳ですから、当然真剣です。
私は、「買い時が存在しない物件を買うべき」と考えます。
要は、買い時が存在する物件とは皆さんが心配される情勢に流されるという事です。
ただ、世の中にはそのような情勢に流されにくい物件があるのです。
(バブル等の異常時は別です。)
「購入価格」と「消費税」等については、購入時に1回だけ払えば良いので
はっきり申し上げて、買い時が存在しない物件を購入する場合、
気にする事はありません。
せいぜい、消費税なら3%~違う程度でしょう。
購入価格なら10%程度では無いかと思います。
逆に購入価格に「買い時」が存在して何十%も変動してしまう物件は
買うべきでは無いと判断出来ます。
仮にこの数%を「買い時」と捉えるのは視野が狭すぎます。
もっと、気にしなければならない事があります。
それは「金利」です。
これは、購入時に1回払えば良いだけでは無く、
通常は何十年も支払い続ける事になります。
固定金利でローンを組む場合、唯一「買い時」が存在します。
ただ、最近の日本人は住宅ローン金利が数%で当たり前の様になっていますが、
世界で見れば5%~10%は当たり前であるという事も
念頭に入れておく必要はあると思います。
しかし、世の中には「買い時」存在する地域に購入しなければならない方々が
沢山いるという事も現実です。
ご両親との関係、お子様との関係、通勤の関係等によって、
不動産の私的価値は大きく変わるからです。
そのため、私の「買い時が存在しない物件を買うべき」という様な、
一般化した情報だけを得ても、それだけでは判断材料になりません。
面倒ですが、自身の状況と情報を練り混ぜて、調理をするしかありません。
したがって、正しい「買い時」を判断するには、
それぞれの方々の状況に応じて、
正しいバランスを持った住宅選びをするしか方法は無いという事になります。
そう言う意味では、「不動産の買い時は存在しない」のです。
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