リノベーションで住宅を自由に。|リノベーションという家づくりを選択することで間取り・住む場所・お金・暮らしをもっと自由にします。

マレーシア・シンガポール出張での考察レポート1

先月29日から8月3日までマレーシアのクアラルンプールとジョホールバル、

シンガポールへ出張に行って来ました。


FBでも既に少し触れさせて頂いていますが、「海外」というものを活用した資産運用について考察を深めて来ました。短いながらも色々と飛び回って体験・経験して来た事を少しずつまとめてお知らせして行きたいと思います。


まずは、今回私が何故マレーシアを選んだかという所から。
シンガポールは何となく解かるとして、何故マレーシア?と聞かれる事も多くあります。理由はいくつかありますが、まずは現実的な「投資の旨み」の点から。


実際に見てきて、シンガポールとクアラルンプールは

一般庶民が安全に手を出せるような不動産市場では無いとはっきりと感じました。

シンガポールの不動産物件は既に東京都心以上の価格です。

クアラルンプールはシンガポール程ではありませんが、

良い物件を選ぼうをすると東京都心と相当近いものがあります。
ジョホールバルはまだまだ発展途上です。

シンガポールから車で30分、橋でつながっており、後に地下鉄で繋がるそうです。

不動産物件はシンガポールの1/5です。


今後10年は乱高下はあるにしても確実に経済成長して行くのだろうと思われます。

ただ、物凄い建設ラッシュで、何処でも良いという事は無さそうです。

今まさにバブルが膨らんで来ている所ですので、

下手な物件に手を出すとやけどをするという危険性も感じました。


次に、「国柄」。

マレー系、中華系、インド系の人種が入り乱れる多民族国家です。

そこに日本人が入っても、全く違和感も無ければ、特別感もありません。

「日本人=金」という目でしか見られなかったりする事も無ければ、

黄色人種という事で差別的な対応をされたりという事が一切ありません。

宗教も人種も文化も全てが良い意味でごちゃごちゃです。


これだけの人種が入り乱れていると、全ての人々の価値観に合わせたり、

自分を理解させようとするのは不可能です。

「文化が違う」という事を尊重し理解する事が大切である事を感じました。

一見投げやりな様ですが、人を自分とは違う存在として尊重をするという事こそ、

最も差別の無い社会であるようにも思います。
これは何も多民族国家のマレーシアだからという事ではなく、

これからの時代を生きる単一民族国家である日本人にも必要な感覚であると思います。


そして、「人柄」。マレーシアは戦前は日本統治下にあり、

戦後も復興を遂げた日本を見習って経済政策を進めて来た経緯があり、

非常に親日的な国です。

それを踏まえても、思っていた以上に優しい人が多い国でした。

子供を連れていたという事もあるのでしょうけれども、皆総じてフレンドリーです。
また、物凄い車優先の社会ですが、クラクションがほとんど聞かれません。

大体、アジア系の国へ行くと、あまりのクラクションの多さに頭が痛くなりますが、日本並です。

そして、街が決して綺麗という訳でもありませんが、落書き等は一切見られません。これは日本以上かも知れません。
治安も非常に良いです。

渡航中、一度も怖い・危ないと思った事がありませんでした。

そして、警察官が良い意味で厳しく怖いです。国としての規律やルールの元、

統率されているのでしょう。
資産の一部を海外に移すという事を考えた時、

冒頭で述べた「投資の旨み」が残っているかという事も重要ではありますが、

最終的な安定とは、国と人と文化の成熟度では無いかと思います。
自分の資産をその国に預けるのですから。

信頼出来る国に。

信頼出来る人に。

信頼出来る文化に預けたいというのが本音の所でしょう。
今日はこの辺で。


次回はもう少し具体的に「海外銀行口座」等の活用についてお知らせしたいと思います。